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中四国を中心に展開する、株式会社ブシドの新店「CAFÉ慈現」branch coffee” “kitchen studioたべものさし”とのコラボ業態が松山市にニューオープン。”

店外には日本庭園があり、夜はライトアップで外観を盛り上げる
以前が和食料理店だった為、店内は落ち着いた空間になる
シングルオリジンコーヒー各種(680円)
慈現のおひるごはん(1500円)

4月22日愛媛県松山市に「CAFÉ慈現」がニューオープンした。運営は愛媛県を中心に「らーめん工房りょう花」を展開している株式会社ブシド(代表取締役:片岡良氏)。カフェがオープンした場所は、以前に同社が運営していた人気店、「和食瀬戸内 とらいし」の跡地になる。建物は以前の趣を残しながらも、カジュアルな雰囲気で落ち着ける空間に仕上げている。

同社として初めてカフェ業態に参入することになったのは、片岡氏と古くからの知人であったbranch coffee(愛媛県西条市、代表取締役:越智雄一郎氏)とkitchen studioたべものさし(伊予郡砥部町、代表:村上友美氏)両社のクオリティ・熱意に共感し、監修を依頼、オープンに至った。

コーヒーはbranch coffeeの越智氏が世界中の生産者のもとを訪れ、直接豆を買い付けている。同店お勧めのシングルオリジンコーヒーは、豆の生産国、生産地域、生産処理方法が明確で、一切ブレンドされていない厳選されたものになる。メニュー表には、フレーバーと特徴を載せており、さながらワインのような表現でメニューを紹介、読みものとしても楽しめる構成になっている。また提供する際はフレンチプレスコーヒーメーカーを利用。コーヒーを評価する際に用いる、カッピングに最も近い淹れ方となる。加えてフィルターを通していないので、豆本来の持つ味わいで重要な油分を、100%抽出することが出来る。またコーヒーメニューは2週間に1回変更させ、来店客を飽きさせない工夫をしている。

料理はkitchen studioたべものさしが監修、優しい味付けで何度も食べたくなるカジュアル料理をコンセプトに提供。メニューは非常にシンプルで、ランチメニューは慈現のおひるごはん(1500円)、お子様ランチ(680円)の2種類のみ。ディナーも慈現のよるごはん(1500円)の1種類となる。フードも月に1回メニューを変更していく。メニュー構成は、おばんざい盛り合わせ、揚げ物など小鉢で色んな料理を少しずつ食べることが出来る内容になっている。同業態に比べ、単価は高く設定しているが、日常の延長での料理にならないように食材と料理の質を高めている。絶妙な味の調整が今後とても重要になってくると片岡氏は考えている。

今後の展開として片岡氏は「現在ある洋食屋からすをリニューアルし、マルシェスタイルのカフェを計画中。飲食店というよりトレンド発信の場として。また会社の方針である『感動と活力をお客様に与えよう』ということから、飲食以外の事業にも新規参入を考えている。」

ラーメン業態から始まった株式会社ブシドは、既に様々な業態に参入しており、先では海外出店、温泉旅館、Happy Funeral事業を予定している。今後の新業態の誕生が楽しみである。

(取材=上野 真弘)

店舗データ

店名 CAFE慈現
住所 〒791-8013 愛媛県松山市山越5-11-13
アクセス JR松山駅から車で約10分
電話 089-924-1211
営業時間 11:00~22:00 (ランチL.O.14:00)
定休日 火曜日
客単価 1000円〜2000円
運営会社 株式会社ブシド
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